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処方: |
「独活寄生丸」は中国唐時代の「備急千金要方」に収載されている薬方「独活寄生湯」で、「独活」「桑寄生」など16種類の生薬からなる処方です。
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成分: |
独活、桑寄生、杜仲、牛膝、細辛、秦艽、茯苓、肉桂、防風、川芎、熟地黄、党参、甘草、当帰、芍薬。
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効果: |
袪風湿、散寒、補気血、益肝腎、活血止痛。
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適応: |
気血両虚・肝腎不足の風湿寒痺四肢の遊走性のしびれ痛み・冷え・運動障害軽度の浮腫などの風寒湿痺の症候に、疲れやすい元気がない、食欲不振、顔色が悪い・頭がふらつく・皮膚につやがない・腰や膝に力が入らないなどの気血両虚・肝腎不足の症候を伴うものに用います。脇痛・月経痛・下腹部痛などをともなうこともあります。舌質はやや淡紅・舌苔は白薄・脈は細弱。
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臨床: |
慢性関節炎・慢性肩関節周囲炎・慢性腰痛症・座骨神経痛・頸骨腕症候群・慢性関節リュウマチなどで気血両虚・肝腎不足の風寒湿痺を呈するものに使用します。疲れやすくて、下肢が冷えやすい方の腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛みに効果があります。 |
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