田七人参は、本場中国でも昔から貴重品として扱われてきました。明の時代の医師・李時珍（り じちん）によって書かれた『本草綱目』という中国の最も伝統のある植物書には、「三七（田七人参）は、味は微甘で苦く、人参の味に似ている。また、成長するまでに時間がかかり多く生産できないためその貴重さから「お金に換えられない」というほどで“金不換”の称がある」と記載されています。つまり、田七人参は、金にも換えがたいほど、貴重な薬だという訳です。
田七人参は、ベトナムと接する雲南省と広西省が主な産地で、海抜1200〜1800メートルの特殊な気候・土壌でしか育たない、大変希少価値の高い植物です。いったん収穫すると、田七人参に土壌の栄養成分を吸い上げられてしまったその土地は雑草も生えないほどにやせ細ってしまうといわれています。
田七人参は、有機ゲルマニウム・田七ケトン・三七サポニンと田七人参特有の成分が含まれています。また、フラボノイドやアミノ酸のアルギニン、ステロール、ミネラルもバランスよく含まれています。身体の免疫機能や代謝を改善し、命を養う上薬とされ、さまざまな生活習慣病の予防に効果があるといわれています。近年、田七人参を主成分にした中国の漢方薬「片仔廣（へんしこう）」が肝炎に良いと評判にり、田七人参の肝臓病に対する効果が期待され研究が進められています。
老若男女を問わず大変人気のある田七人参は、中国では古くから愛用されてきました、現在は健康食品として誰でもご利用いただけます。特にお酒を飲む機会が多く肝臓が気になる方、肥満気味でメタボリックが気になる方、心臓や循環器系に心配がある方、血行が悪い方などにおすすめします。もちろん田七人参は薬用人参の一種ですので、スタミナアップやアンチ・エイジング対策としても役立ちますし、体質を改善し、病気は自分の力で治すことを手助けしてくれます。