品番:KSA-160 |
品名: |
茵陳蒿 (いんちんこう) 別名:茵陳、綿茵陳 |
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説明: |
キク科の多年草、カワラヨモギ(果穂付き)を用いたものです。
【性・味・帰経】:性微寒、味苦;帰脾・胃・肝・胆経
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成分: |
スコパロン(エスクレチン)、精油(カピレン、カピロン、カピリン、クロモン類のカピラシン)などが含まれる。 |
効果: |
清熱除湿、退黄疸;利胆・利尿・消炎作用;黄疸の治療にはなくてはならない生薬です。臨床面では茵蔯蒿及び主剤にした茵蔯蒿湯は伝染性肝炎及び黄疸の治療に対して極めて有効であるとの報告が多数ある。また茵蔯蒿湯は胆汁分泌が正常でない患者に対して、 bilirubin量の分泌を増大し胆汁分泌を正常にする作用がある。この利胆作用は構成生薬である茵蔯蒿湯では僅に認められるが、大黄に僅少、山梔子にはなくこれらの生薬を配合することで初めて顕著な利胆作用を発現する。 |
応用: |
消炎利尿剤、利胆薬として黄疸、伝染性肝炎に用いられる。
1.黄疸に用いる。茵蔯蒿は苦泄下降し、清利湿熱の効能があるので黄疸を治療できる。湿熱による黄疸にかぎり主薬とすることができる。単味で大量に煎じて服用するか、大黄、山梔子を配合する茵蔯蒿湯を使用する。顕著な尿量減少があれば、他の利湿薬を配伍する。例:茵蔯五苓散。寒湿による陰黄には、相須である附子、乾姜などの温中薬を配合すべきである。例:茵蔯四逆湯。
2.このほか、湿疹掻痒なとに用い、清利湿熱の作用を利用する。煎湯して内服し、あるいは患部を洗う。
3.柴胡の代用として清熱に用いる。茵ちん蒿・柴胡はともに解熱作用があり、中医の経験によるとどちらも肝胆経に作用し、肝胆実火をさますものである。茵ちん蒿は柴胡より薬性がおだやかなので、陰虚のものが実熱を呈する疾患にかかり、柴胡で清熱すると燥性が強すぎて悪影響(傷陰)があらわれる恐れがあるときには、茵ちん蒿で代用する。
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使用: |
生薬、煎じ薬の一味として使用:10〜15g。
茵陳蒿茶として、1回1包を1日2回飲用します。
茵陳蒿を入浴剤として利用する場合は痒み止めや肌荒れ防止に非常に効果がある。茵陳蒿の入浴剤の作り方は茵陳蒿約10-20gを布袋に入れます。布袋に入れた茵陳蒿をお鍋かやかんに水と一緒に入れ約15〜20分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい(入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます)。
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注意: |
虚黄とは、淡白色を帯びた黄疸で、尿は正常・味覚が淡白・脈弱などの気虚の症状をともない、貧血・寄生虫などで生じる。これは湿熱によるものではないので、茵ちん蒿は用いるべきでなく、補中益気の薬物を使用すべきである。 |
注文
案内
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